事業内容

ウレタン加工技術「フレームラミネート加工」

フレームラミネート加工によってあらゆる製品の元となる材料を作成します。
最大2000㎜巾まで対応し1.5㎜厚~30㎜厚までのさまざまな厚みのウレタンフォームの加工が可能。
熱融着ウレタンフォーム以外にも一般フォームや低反発ウレタンフォーム、発泡ポリエチレンなどさまざまな長尺品の加工に対応します。

フレームラミネート加工とは?

フレームラミネート加工とは、簡単に言うと「貼り合わせる工法」です。
ウレタンフォームを直接炎で融かし、融けた部分が接着剤代わりとなり、接着剤や両面テープを使うことなく、ウレタンフォームと生地やフィルム等を貼り合わせる方法です。
この加工は、綿、ポリエステル、ナイロン、レイヨン、不織布やフィルムなどのほとんどの材料に適用可能です。
自動車や産業資材、工業部品、建材、家具、寝具、衣料、医療分野などなど、さまざまな分野で使われており、生活の中の縁の下の力持ちとして頑張っています。

フレームラミネート加工って
何が優れているの?

ラミネート(基材の貼り合わせ)することで基材そのものが持つ特性を活かすと同時に、欠点を補ったり新たな機能を付与することが出来ます。
クッション性や吸音性等の機能面と伸縮性を損なわない事やボリューム感や立体感があることから外観の仕上がり品質に定評がございます。
そのため、数多くの生活用品や工業資材、衛生商品やアパレル製品などと多くの用途にフレームラミネート加工技術が使用されています。

フレームラミネート加工された製品一覧

フレームラミネート加工をさらに応用した

ポリエステル素材加工技法「ラミコット」

ラミコットとは?

従来のポリウレタンフレームラミネート加工の技術を応用し樹脂綿、フェルト、フィルタ、ニードルパンチ等ポリエステル素材の表面を溶融し貼り合せる方法です。
この加工方法によりキルティングや接着剤、ホットメルト等を使用しなくても生地との積層品ができます。

接着剤やホットメルト等の溶剤を使用しない為柔らかな風合いや環境への配慮、人の肌へ触れる部分など臭いやアレルギーの心配する部分などにも使用できます。
また生地にポリエステル生地を使用すれば同素材になりリサイクル性に優れています。

ラミコットの特徴や利点

キルティング加工と比べ納期やコスト、2 次加工のし易さが挙げられます。
また、樹脂綿、フェルト、フィルタ、ニードルパンチ等には機能性を持った基材も多くある為これらを使用すれば機能性のある素材が生まれます。

他にも従来のポリウレタンと比べ黄変しない点や水に強い点 加水分解無しや 軽量で保温性に優れる 点等が挙げられます。

保有設備

フレームラミネート機1号機 1台(2000㎜) 検反機 3台 アングルバーチカル裁断機 1台(2000㎜×4000㎜)
フレームラミネート機2号機 2台(1650㎜) 巻取りスリット機 1台(1600㎜) 150t油圧裁断機 1台(1550㎜×1000㎜)
集塵機 2台 バーチカル裁断機 1台(3000㎜×3000㎜) 30t油圧裁断機 1台(1250㎜×800㎜)

ラミネート1号機
ラミネート加工用の専用機器です。最大2000㎜巾まで対応し1.5㎜厚~30㎜厚までのさまざまな厚みのウレタンフォームの加工を可能としています。

ラミネート2号機
ラミネート加工用の専用機器の2号機です。こちらは最大1650㎜巾まで対応しています。

直角バーチカル裁断機
前後移動するテーブル上に加工材料を載せ、可動定規により送出し、任意の寸法に裁断加工します。容易に各寸法の直角を出すことが出来ます。

アングルバーチカル裁断機
前後に移動するテーブル上に加工材料を載せ任意寸法に裁断加工します。最断面は直覚のほか任意に45度~90度まで角度をつけた裁断が出来ます。

30t油圧裁断機
面の台にシート状の素材を置いて、上から刃を当てこんで「押し抜き」ができます。

150トン油圧裁断機
大型裁断機です。大型サイズの生地や素材の裁断に向いており、低コストで大量の作業が可能です。

スタックカッター使用例

弊社ではスタックカッターをプレス機(油圧裁断機)と併用しています。
一度にプレスする枚数をスタックカッターでカットし、プレス機へセットします。
プレス完了後に裁断品を取り除く間に、次回の枚数分が準備出来ていますので、 作業効率が大幅に向上します。
一度にプレスする枚数分だけをカットする事で、無駄な作業が省けます。

スタックカッター
積層テーブル無しで積層(スタック)できるので、プレスに近接した位置に装置を設置する事が出来、一人作業で行えます。
自動開始フットスイッチONにより、材料を取り外し後すぐにサイクル運転開始が可能。 原反切れはセンサーが感知しブザーでオペレーターへお知らせします。

定尺カッター
少量のカットや特殊なサイズ品はこちらでカットし積層テーブルに積み重ねていきます。

ウレタン端材から再生ウレタンへ
加工で発生したウレタンの端材はリサイクルされ再生ウレタン(チップウレタン)に生まれ変わります。